康佑会
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Voices of Interns研修医の声

研修を終えて

木下先生
永井歯科での研修医生活も残すところ後わずかな期間となりました。とても楽しい一年間でしたが、研修中盤から終盤にかけ過ごし方に変化はあったか、また最終的に何を学べたのかを述べていこうと思います。

心境の変化と学んだこと

研修医としての日々、心境の変化

心境の変化と学んだこと
半年前と比べ日々の過ごし方に大きな変化はありませんが、過ごす時間の密度が高まってきたと思います。はじめは一つ一つの作業自体を理解するのに精一杯でしたが、前回も述べたようにとても質問しやすい環境を作って頂けているので、徐々に今まで気づかなかったところ、より深いところに疑問を抱けるようになってきて、治療内容を深く理解することができるようになってきました。
また心境の変化としては、研修初期と比べると環境にも慣れてきて心に少し余裕ができてきました。加えて10月から12月の間で二週間の口腔外科研修、二カ月半の保険診療を中心とした分院での研修を挟み、少し経験を積んだことで、治療をさせていただける時間が増え、歯科医師としての責任感も段々と芽生えてきました。

一年間の研修で学んだこと

一年間の研修で学んだこと
この一年間様々なことを学んできました。以下に具体例を述べていこうと思います。
咬合診査、それに基づく治療計画の立案
この一年で咬合の大切さを学びました。一年前は○○咬合といった言葉の意味が分かる程度で、そもそも咬合の良し悪しがあまり分かっていませんでした。
しかし、日々様々な症例を見ていく中で、どのような咬合が歯を壊し、そこからどのような咬合に治す必要があるのかが少しずつ分かってきました。そこからどのような治療の選択肢があるのかを含め、非常に勉強になりました。これから患者により良い治療を提供するためにも必要不可欠な知識であると思います。
インプラント
一年で約200本のインプラント埋入を見てきました。基本的な外科手技(切開剥離や縫合など)に始まり、バイタルの管理、埋入計画(埋入位置やフィクスチャー選択、ドリル戦略など)、埋入手技、固定の取り方、即時荷重の基準、二次オペの有無、当日or翌日のプロビセットなど、挙げるときりがありません。まだまだ学び足りないですが、とても勉強になりました。
デンチャー
研修初期は「こんなやり方もあるのか」程度の理解でしたが、この一年で段々と理解が深まり、それぞれの作業、工程が『デンチャー』というものの中のどの点を追及しているのかが分かり、自費デンチャーに対する認識がガラッと変わりました。
永井歯科で最前線の入れ歯治療を学べたことはとても大きいと思っています。
デンチャー
ほぼすべてのケースでデジタルデンティストリーが取り入れられていて、感覚が麻痺していましたが、改めて冷静に考えると研修医としては凄まじい量のデジタルデンティストリーを経験することができたのではないかと思います。CADCAMデンチャー、インプラントを筆頭にほぼ毎日デジタルが取り入れられた治療を見てきました。
デジタル化のメリット、デメリットをしっかりと理解することで、より良い治療を患者に提供することができると学びました。
技工サイドの工程
院内ラボの存在が大きく、デンチャーやインプラントの設計の仕方、作業工程を実際に目の前で見て学ぶことができました。見ようと思ってもなかなか見ることができるものではないと思うので、大変貴重な経験だったと思います。
また、実際に見ることで技工サイドの作業をより深く理解することができ、技工がしやすい治療とはどのようなものかを学ぶことができました。日々の自身の診療に活かしていきたいと思っています。
歯科医師としての立ち振る舞い
日々診療を見学させていただく中で、治療ポジションや器具の使い方だけでなく、患者への接し方や、治療前後の説明の言い回しなど、歯科医師として働いていくにあたり必須のスキルを学ばせていただきました。まずは良いものの真似をして、そこから自分の色を出していければと考えています。
研修を終えて
研修を終えて
研修を終えて

最後に

永井歯科で研修医として過ごすことができて本当に良かったと心から思います。支えて下さった皆様には感謝しかありません。